にこ淵
にこ淵は、高知県の中央を流れる仁淀川の上流にある秘境の滝つぼです。
その仁淀川は、国土交通省が発表する「水質が最も良好な河川」に何度も選出されている清流で、光が差し込むとエメラルドグリーンに輝き、その美しさから「仁淀ブルー」という言葉が生まれています。
にこ淵は仁淀ブルーが最も美しく見られる場所として大人気の観光スポットとなっています。
にこ淵への行き方
交通不便な秘境
にこ淵は四国のほぼ中央の秘境といわれるような場所にあります。バスの運行便数が少なく、最寄りのバス停から歩いて40分以上かかるので、自動車で訪れるのが一般的です。
にこ淵の近くに着いても、以前は駐車するスペースが少なく、さらに近づくにはロープなどを使って降りなければなれませんでした。そのため観光客が渋滞し、オーバーツーリズムの問題が指摘されていました。
それが人々の働きかけによって、今年2月に駐車場や遊歩道が設けられ、混雑は以前よりだいぶん緩和されたようです。


にこ淵の口コミなどを見ると、訪れるには体力が必要と書いてあったりしますが、それは以前のことで、整備された今では、それほど苦労なくにこ淵に近づくことができます。
遊歩道に入る前には、ひとり100円ほどの維持管理の協力金を箱に投入するようになっています。
そこに住む人々の理解によって私たちが、このすばらしい自然を間近で見ることができているのだから、大いに感謝したいと思いました。
大雨の翌日のにこ淵
仁淀ブルーが見られるかどうかは天気しだい
きれいな仁淀ブルーを見たいと思っていましたが、あいにく前日は大雨、そして当日も雨。濁った水しか見られないかも・・と心配しながら、にこ淵に向かいました。
そんな場合には、にこ淵のライブカメラが用意されており、水の色が確認できるようになっています。
しかしその時は水量がすごくて白いしぶきしか見えない状態でした。
到着するとにこ淵付近は雨が降っておらず、水の色も心配していたような茶色ではなく、エメラルドグリーンは保っていました。
しかし周辺に降った雨水を集めて、水量は多く、流れ落ちる水流はものすごい勢いでした。雨が降っていなければもっと澄んでいたのかもしれません。
高知県の郷土料理
カツオのたたき

海から離れた場所にある旅館の夕飯ですが、高知名物の鰹のたたきが提供されました。その美味しさに驚きました。
土佐のあかうし

土佐あかうしは、高知県山間部を中心に飼育されている褐色の毛色の牛で、年間300~400頭しか出荷されていない貴重な品種です。
にこ淵から東に移動し、早明浦ダム近くのホテル さめうら荘レイクサイドホテル で食べることができました。ただしランチのラストオーダーは13:30なので注意です。
その他、「道の駅 土佐さめうら」でもバーベキューで食べることができるようです。
鮎の塩焼き

清流ならではの名物といえば、鮎。旅館やレストランで提供しているところも多いです。
ゆずのシャーベット
ゆずも高知ではよく採れ、名産品です。道の駅本山さくら市 などの販売店で購入でき、イートインスペースでゆっくりと食べることができます。
