伊勢市・二見エリア
三重県・伊勢市二見町周辺の二見エリアは、古くから伊勢神宮(内宮)参拝の前に禊(みそぎ)をする地、宿泊地として栄えてきました。
海・山・神社といった自然と信仰、宿泊・参道といった旅情が融合しているエリアです。
次のAからEのルートをご紹介しましょう。
二見興玉神社 (A)
伊勢神宮参拝前の禊の地
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の御祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)です。
伊勢神宮を参拝する前に、禊として訪れる神社となっています。


天の岩屋 (A)
天照大御神がお隠れになった場所
二見興玉神社にある「天の岩屋」です。天照大御神がお隠れになった岩屋伝説は日本各地にあり、そのうちの一つです。
鳥居の近くに重ねている円形の縄は輪注連縄(わしめなわ)といい、その縄で体をさすって身体の悪い所や身の穢れを輪注連縄に託してお納めすることができるようになっています。


天の岩屋(天岩戸)伝説で、お隠れになった天照大御神を外に出すため、重い戸を動かしたのが、このお面の神様「手力男命」です。
日本各地にこの神話に基づいた神楽があります。
夫婦岩 (B)
興玉神石を拝する鳥居の役目
境内にある「夫婦岩」で有名で、夫婦岩の北東の海中には猿田彦大神ゆかりの霊石である「興玉神石(おきたましんせき)」が鎮まっています。これは倭姫命が天照皇大御神を奉戴して二見浦に入られた時に猿田彦大神がお出迎えした霊石で、夫婦岩はその興玉神石を拝する鳥居の役目を果たしています。

二見の蛙 (C)
蛙は猿田彦大神の神使
二見興玉神社の境内には蛙の置物がたくさんあります。蛙は猿田彦大神の神使とされており、神社参拝で徳があった人からこれらの蛙が奉納されたそうです。
また、蛙(かえる)の名前から、無事にかえる・お金がかえる・物事がかえると、ご利益があるとされています。


所在地:三重県伊勢市二見町江575
アクセス:JR参宮線二見浦駅から徒歩約15分。 JR・近鉄伊勢市駅・近鉄宇治山田駅から「鳥羽バスセンター」行き、または伊勢二見鳥羽周遊バスCANばす「夫婦岩東口」下車徒歩5分。
伊勢自動車道「伊勢IC」から約10分。伊勢・二見・鳥羽ライン「二見JCT」から約3分。
参拝時間:9:00~16:00
賓日館 (D)
参拝賓客のために建てられた施設
賓日館(ひんじつかん)は、もとは伊勢神宮を参拝する賓客のための休憩施設です。
繊細な美しさをたたえ、国指定重要文化財となっています。

所在地:三重県伊勢市二見町茶屋566−2
アクセス:伊勢二見鳥羽ライン二見JCTより車で4分(専用駐車場はありません)
開館時間:9:00〜16:30(最終入館)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日休)
赤福 二見店 (E)
参拝の後歩いて立ち寄れる店
お茶休憩と、お土産購入のために立ち寄るのに便利な伊勢名物「赤福」のお店です。
餅をこしあんで包んだ赤福餅をはじめとして、さまざまな甘味が販売されています。

夏場は、赤福氷が人気です。餅とあんこの上にかき氷を載せ、抹茶味のシロップがかかっています。

