薪能
2025年10月10日、栗林公園で「薪能(たきぎのう)」が行われました。 栗林公園開園150周年記念として、人間国宝3名を招いて開催された舞台でした。 能楽堂のような室内ではなく、野外で薪を焚いて行われる能楽は、幽玄の世…
続きを見る日本人でさえ見逃しがちな日本の小さな魅力。
茶道具の中に「結界(けっかい)」というものがあるのをご存じでしょうか? 亭主がお茶を点てる道具畳と客が座る畳の境界に、亭主の領域を示すものとして置かれるものです。客が立ち入るべきでない領域を暗に示しています。 しかし、屏…
続きを見る襖(ふすま)は、障子とともに日本建築で、部屋と部屋の間仕切りとして使われる建具のひとつです。 上の写真で、一番手前が襖、その奥が障子です。襖は障子と違い、光を通さず障子よりも密閉度の高い日本建築の建具です。 襖は木で作ら…
続きを見るしつらえとは、漢字で「室礼」「設え」と書き、元々は神様へのお供えを飾り付けることを指しました。室町時代になって、お客様を迎える特別な和室に床の間が作られ、お客様を迎える準備として、その部屋に掛物(かけもの)や花入(はない…
続きを見るお茶席で出されるお菓子は、季節やそのお茶席のテーマに合わせたものを、亭主と菓子店などと打ち合わせをして用意することが多いです。それをいただく側も、その配慮を感じながら、食べる前に鑑賞しておきたいものです。 お菓子の取り方…
続きを見る茶会において、客が道具を見ることを「拝見」といいます。亭主が茶会を催すにあたり、吟味して選んだ道具を、客が鑑賞する時間が許されています。拝見を通して、亭主と客の会話も生まれ、茶会のテーマや道具に対する情報・思い入れなどを…
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