たけはら町並み保存地区伝統工芸 歴史建造物 

たけはら町並み保存地区

たけはら町並み保存地区は、広島県竹原市にある、江戸時代からの歴史的な街並みが残る地域です。平安時代に京都の下鴨神社の荘園として栄え、江戸時代には入浜式塩田の開拓により製塩業で発展しました。
近年は竹細工が盛んで、竹工芸品の展示販売や竹細工体験ができます。
1982年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、「安芸の小京都」とも呼ばれています。

アニメ『たまゆら』や連続テレビ小説『マッサン』のロケ地にもなりました。
忠海港から車で15分くらいの場所にあるので、ウサギの島・大久野島と合わせて観光するのもおすすめです。

大久野島 (ウサギの島)

今に残る歴史的建造物

竹原格子

竹原格子
竹原格子

「竹原格子」と呼ばれる、江戸時代から明治時代にかけて製塩や酒造で栄えた商家の窓や軒下に施された装飾的な格子です。
格子の下の欄干にも抜き加工がされ、こだわりが見られます。
このような意匠は、竹原の本町通り周辺の古民家で数多く見ることができます。

なまこ壁

お好み焼き店「ほり川」

お好み焼き店「ほり川」

お好み焼き店「ほり川」は、大正時代から続く老舗醤油醸造元の蔵を改装した店舗で、日本伝統の土蔵・外壁様式の「なまこ壁」がみられます。
アニメ「たまゆら」に登場するお好み焼き店のモデルとしても知られています。

虫籠窓(むしこまど)

虫籠窓(むしこまど)

商家などでよくみられる、江戸時代に火災の延焼を防ぐための防火対策として広まった虫籠窓で、木で組んだ格子の上に漆喰(しっくい)を塗り込めた構造をしています。
主に建物の2階部分に設置され、採光や換気の役割を果たしています。形状が虫籠に似ていることからこの名前が付けられました。

旧笠井邸

細かい細工が美しい数々の建具

公開中だった「旧笠井邸」の内部です。古くて美しい建具の数々に魅了されます。

透かし彫りの板欄間

光琳桐の意匠
光琳桐の透かし彫り

竹のデザインの透かし彫り
竹のデザインの透かし彫り

組子障子

組子障子
組子細工
光が差し込む障子には、デザインされた組子細工が美しく映えます。

竹を使った装飾窓

竹を使った装飾窓
竹を使った装飾窓
竹の町ということもあり、竹材が多く使われています。
この装飾窓の中央には「角麻の葉」の組子も嵌め込まれて、こだわりが感じられます。

組子細工の製品

建物の建具に使われる組子細工ですが、インテリア小物などにも採用され、贈り物やお土産物として人気です。

販売元:照ラス屋
https://teraceya.com/ja
※直サイトでは日本語ページでご覧いただけます。

組子入り襖

組子入り襖
一般的な襖(ふすま)に、組子を用いた障子部分を斜めに配置した和モダンな意匠です。障子部分があることで、閉め切った状態でも隣の部屋からの明かりをほどよく通すことができるようになっています。

釘隠し

扇形の釘隠し
目立つ釘の頭を隠し、建物の意匠を整えることを目的として、このような装飾的な金具の釘隠しが使われます。

竹の花入れ、竹灯籠

おもてなしの飾り付け

多くの家の門前には竹の花入れに入った花などが飾られています。それは、この町を大切に守り続けている住民のおもてなしの心の表れです。

竹製の花入れ

竹灯籠

軒下にたくさんの竹灯籠(たけとうろう)を飾っている家もありました。竹灯籠は竹に穴や模様をあけ、中にろうそくやLEDを入れて灯す日本の伝統的な照明です。幻想的な光で空間を演出するアイテムとしてインテリアやイベントで人気です。

竹鶴酒造

ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝の生家

竹鶴酒造

1733年に酒造業を開始した老舗の酒蔵で、建物は江戸時代末期から明治にかけての重厚な造りを今に伝えています。
NHK連続テレビ小説『マッサン』のモデルとなり、「日本のウイスキーの父」と呼ばれるニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝の生家として非常に有名です。
酒蔵内部の見学は行っていませんが、竹鶴政孝と妻のリタの像は近くの竹原市歴史民俗資料館で見ることができます。

竹原市歴史民俗資料館

竹原市の歴史を知る場所

竹原市歴史民俗資料館
竹鶴政孝・リタ銅像

日本の伝統的な建物が立ち並ぶ中で、レトロモダンな洋風建築で一際目を引いています。ここには、江戸時代に町の主要産業として富をもたらした製塩業をはじめ、竹原の歴史や民俗に関する資料が展示されています。
建物の向かいには、朝ドラ「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝・リタの像があります。

旧松阪家住宅(松阪邸)

唐破風の屋根や庇、出格子などが特徴

旧松阪家住宅(松阪邸)

江戸時代末期に建てられ、1879年(明治12年)に現在の姿に改築された歴史的な商家です。製塩業や酒造業、石炭の問屋業など多角的な経営を行っていました。
竹原の町並みの中でも特に華やかな建築として知られています。有料で内部を見学することができます。
庭からは、竹原のシンボルである「西方寺 普明閣」を望むことができます。

たけはら町並み保存地区  詳細を見る
所在地: 広島県竹原市本町三丁目 ほか
アクセス:JR呉線竹原駅より徒歩で約15分、山陽自動車道河内ICより車で約20分
駐車場:道の駅たけはら(48台)、新町市営駐車場(47台)

竹原の竹細工

伝統的な技法を用いた竹製品

竹細工(竹工芸)
お土産物として販売されている竹細工(竹工芸)

竹原市は、平安時代に京都・下鴨神社の荘園として栄えた歴史から「安芸の小京都」と呼ばれ、その地名が示す通り古くから竹との関わりが深い地域です。
現在でもこの地域では伝統的な技法を用いたものづくりが続けられています。

竹製の花入れ
竹製の花入れ

竹細工は「道の駅たけはら」などでも販売しています。

道の駅たけはら  詳細を見る
所在地: 広島県竹原市本町1丁目1−1
営業時間:9:00~17:00(物産直販コーナーは7~9月は18:00まで営業)
休業日:第3水(祝祭日の場合は翌日が休館日)、12/31、1/1-3
電話:0846-23-5100

たけはら町並み保存地区の観光スポットのまとめ

たけはら町並み保存地区の観光マップ

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