山北のお峰入りレポート 伝統芸能 

山北のお峰入り ≪風流踊≫

山北のお峰入りとは

「山北のお峰入り」は、神奈川県の山北町共和地区に伝わる民俗芸能で、およそ5年に一度開催されています。
「お峰入り」とは山中での修行を意味し、修験道の儀礼が芸能化したものと考えられています。
700年前、南北朝時代に始まったとされ、8種11演目を約80名の男性のみで行い、歌や踊りは当時のままを口伝えで伝承しています。
現在、地域の人々が共和小学校に集合し、校庭で全歌舞を演じてから神明社にお練りし、社前で再度演じます。

山北のお峰入りは国の重要無形民俗文化財となっています。また、2022年「風流踊」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。それを記念して、この日6年ぶりに記念公演が行われ、1000人ほどの観客と報道関係者が来ていました。

参加者の中には山北町への移住者もいて、町の人たちは若い彼らが将来の伝承に一役買ってくれることを期待しているようです。

鹿枝踊り(かしえおどり)

鹿枝踊りは、万燈(まんとう)、弓、毛槍(けやり)、先払(さきばらい)と、先箱(さきばこ)、ほろかご、奴(やっこ)など38人で踊ります。
動作などは大名行列に似たところがあり、跳ねたり掛け声があったり、華やかで活動的な演目です。

禊(みそぎ)


町の氏神様である神明社に奉納する芸能であるため、祭りの初めに、大きな男根を背負ったおかめによるユーモラスな踊りで禊が行われます。

満月の歌


満月の歌は、4人の歌にあわせて6人の笛、4人の太鼓がリズムをとります。

棒踊り


棒踊りは、棒で天を指したり、大地を突いたりする踊りで、4種類あります。
白い衣装を身にまとった6人が四尺三寸の棒を使い、囃子に合わせて踊ります。

修行踊り


修行踊りは山伏修験道の儀式が芸能化したもので、赤い鈴懸を身に着けた4人の山伏が演じます。歌舞というより、護摩の呪法に近い演目です。

四節踊り


殿様、若殿、御側(おそば)、国見役等6人で、国見と蹴鞠(けまり)の仕草をして踊ります。

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注意

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