伊勢神宮 外宮
三重県伊勢市にある伊勢神宮は、「お伊勢さん」「おおいじんぐさん」とも呼ばれ親しまれています。内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)を中心とした125社から成る日本有数の神社です。
その中で「外宮(げくう)」は食と産業の守護神・豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りするお社で、古来より内宮を参る前に、外宮を参拝する「外宮先祭(げくうせんさい)」という習わしがあります。
豊受大神宮
豊受大御神を祀るお社
豊受大御神は、衣食住・産業を司る神様で、天照大御神のお食事を司るため、丹波から伊勢へお迎えされたとされています。
今では、働く人々やその生業を守護する神として、全国から参拝者が訪れます。

奥に見えるのが、正宮(しょうぐう)です。外宮の中心となるお社で、木の香りや風の音までも神聖に感じられる空間です。
多賀宮(たかのみや)

外宮に属する4つの神社の中では第一位を誇り、本殿に次ぐ規模を誇る神社です。豊受大御神の荒御魂を祀る場所です。
土宮(つちのみや)

洪水を防ぐ神として信仰されている地元の神様を祀っています。東を向いている唯一の別宮です。
風宮(かぜのみや)

神風を吹かせる雨風の神を祀る神社です。雨風は農作物に大きな影響を与えるため、古くから神社では本殿と同様に大切に祀られています。
外宮神楽殿
明治時代に建てられた神楽殿

かつては天皇以外が神社に奉納することは許されていませんでしたが、明治時代に奉納を希望する人々の願いに応えて建てられたのが神楽殿です。参拝者の祈りを大神に伝える窓口となっており、祈祷受付所では神楽や神饌などの祈祷を申し込むことができます。
御神楽と里神楽
御神楽は、日本の神道の神事において神に奉納するために奏される歌舞を指します。特に、宮中で行われる神楽を「御神楽(みかぐら)」と呼び、民間の神社などで伝わるものは「里神楽」と呼びます。
御神楽の起源
日本神話の「天岩戸」にあります。天照大御神が天岩戸に隠れた際、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が舞を舞い、神々を招き寄せたことが始まりとされています。この出来事が、神楽の原型と考えられています。
里神楽でも「天岩戸」は、演目として行われています。次のお面は、「天岩戸」で、力持ちの神様で、重い戸を取り外して投げたという天之手力男神(あめのたぢからおのかみ)、地域によっては手力男命(たぢからおのみこと)です。
天の岩戸の神楽面
販売元:照ラス屋
https://teraceya.com/ja/products/tajikarao-kagura-masks
※直サイトでは日本語ページでご覧いただけます。
せんぐう館

伊勢神宮外宮内に、第62回神宮式年遷宮を記念して開館した記念館です。20年に一度行われる神宮式年遷宮の技術や神宝の制作、社殿の造営などを後世に伝えるため、制作工程や外宮正殿の原寸大模型などを展示しています。
