地方の神社で行われる素朴な神楽を見てみよう! ≪東日本秋冬編≫
日本には、宮崎県の「高千穂の夜神楽」や島根県の「石見神楽」のように、世界的にも有名な神楽があります。しかしその他にも5000を超える神楽が日本全国には存在しており、神楽は日本を代表する芸能といえます。
神楽を見てみたいという観光客のニーズに応えて、定期公演という形で興行されている場所もありますが、観光客のためでなく、その土地に住む人々のために、神様に奉納する形で行われる神楽を紹介しましょう。
そこには、観光客に忖度しない真の神楽の姿があるかもしれません。
南部切田神楽
場所:切田八幡宮神楽殿
開催日:毎年9月15日
料金:無料
*料金は無料とあっても、神事ですので、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
「南部切田神楽」は、十和田市切田地区に伝わる神楽で、青森県の無形民俗文化財に指定されています。
例年、9月15日に行われる切田八幡宮例祭で演じられています。
切田八幡宮は鎌倉時代にはじまる南部家ゆかりの神社とされており、切田神楽はこの神社の信仰にあたり伝承されました。
代表する演目は、五頭の獅子頭による勇壮・華麗な「権現舞」のほか、鳥舞・翁・三番叟・番楽・山神舞・機織など16番があり、特に権現舞は5頭の獅子がそろって、ホラ貝・太鼓・笛・手平鉦の激しいリズムにのって勇壮に五方固めの舞いを演じ、悪魔払いと国土の平安を祈ります。
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詳しい位置関係は次の地図でご確認ください。鳥居のアイコンが神楽が行われる場所です。
注意
最新の情報をお確かめの上、ご予定ください。
霜月神楽
場所:保呂羽山波宇志別神社里宮神殿
開催日:毎年11月7日午後7時~11月8日午前8時頃
料金:無料
*料金は無料とあっても、神事ですので、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
「霜月神楽」は、式内社保呂羽山波宇志別神社で、神様に今年の収穫を感謝し、来年の五穀豊穣を祈る神事として行われます。
1200年以上もの歴史があるとされ、近隣の神官が神殿に集まり、夜を徹して神楽を行います。
神楽は三十三番の神事で構成され、巫女の原型ともいえる女官(神子)も登場します。
国指定の重要無形民俗文化財に指定されています。
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「ほろわの里資料館」では、「保呂羽山の霜月神楽」の資料を中心に展示しています。
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詳しい位置関係は次の地図でご確認ください。鳥居のアイコンが神楽が行われる場所です。
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神原田神社十二神楽
場所:神原田神社
開催日:毎年4月と10月の第三日曜日
料金:無料
*料金は無料とあっても、神事ですので、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
「十二神楽」は、およそ250年前から神原田神社に伝わる出雲流の神楽です。春と秋の年2回の祭りに奉納されます。
祭りの当日、氏子の総代が神社の境内に集まり、神前に新米、山の幸(野菜類)、海の幸(魚類)、神酒をお供えします。神官が祝詞を奏上し、その後総代が次々に礼拝します。
神社の社殿では「十二神楽」が五穀豊穣を願って奉納されます。
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詳しい位置関係は次の地図でご確認ください。鳥居のアイコンが神楽が行われる場所です。
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二荒山神社太々神楽
場所:二荒山神社
開催日:毎年1、5、9月の各28日
料金:無料
*料金は無料とあっても、神事ですので、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
二荒山神社の神楽は、太々(だいだい)神楽と呼ばれるもので、江戸時代中期に江戸系神田流から伝わったとされ、神社では宮比流と称しています。毎年1、5、9月の各28日に、境内の神楽殿で奉納されます。舞の数は猿田彦の舞、岩戸の舞、稲荷の舞、恵比寿の舞、大黒の舞など全部で18あり、かつてはそのすべてが奉納されていましたが、現在はその中から数種が演じられます。
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詳しい位置関係は次の地図でご確認ください。鳥居のアイコンが神楽が行われる場所です。
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二之宮赤城神社太々神楽
場所:二之宮赤城神社
開催日:5月5日、元旦、1月5日
料金:無料
*料金は無料とあっても、神事ですので、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
赤城神社太々神楽は、本座、裏座あわせて24座が伝承されています。本座は神事的要素の強い儀礼的な舞で、裏座は滑稽な内容を含む余興的な舞で構成されています。
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9月、10月のみ。
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ブルーベリーは6月、7月、りんごは8月~12月です。
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詳しい位置関係は次の地図でご確認ください。鳥居のアイコンが神楽が行われる場所です。
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秩父神社神楽
場所:秩父神社神楽殿
開催日:毎年1月2日、2月3日(節分追儺祭)、4月4日(御田植祭)、5月3日(秩父宮祭)、7月19~20日(川瀬祭)、12月2日~12月3日(例祭)、12月6日(六日町)
料金:無料
*料金は無料とあっても、神事ですので、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
秩父神社神楽は「神代神楽」とも呼ばれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。かつては75座から成り立っていたものが35座の演目にまとめられて、現在まで受け継がれています。
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体験できる場所:秩父まつり会館 詳細を見る
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詳しい位置関係は次の地図でご確認ください。鳥居のアイコンが神楽が行われる場所です。
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浅間神社の神楽
場所:稲毛浅間神社神楽殿(節分祭のみ拝殿)
開催日:7月15日、13時から(大祭)、11月23日、13時から(新嘗祭)、1月1日、13時から(歳旦祭)、2月3日、16時から(節分祭)、2月17日、13時から(祈年祭)
料金:無料
*料金は無料とあっても、神事ですので、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
浅間神社の神楽は、十二座神楽とも言われ、永正元年に九州地方から来た神楽の名手が、当時の神主に伝授したのが始まりです。ただし、今日のような十二座の演目が固定したのは18世紀前半と考えられています。
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詳しい位置関係は次の地図でご確認ください。鳥居のアイコンが神楽が行われる場所です。
注意
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戸隠神社の太々神楽
場所:戸隠神社
開催日:9月、10月、11月、1月は月2回以上開催。戸隠神社のスケジュール表にてご確認ください。 戸隠神社のスケジュール表
料金:無料
*料金は無料とあっても、神事ですので、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
戸隠神社のご祭神は日本神話の「天の岩戸開き」にご関係のある神々です。戸隠神社に伝わる太々神楽は、諸悪や災いを打ち払う舞、五穀豊穣を祈る舞、愛らしい巫女の舞、そして天の岩戸開きにちなんだ舞など、全部で十座の舞があります。