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手びねり、電動ろくろ、絵付けの3種類の陶芸体験。あなたにお勧めなのは?

旅先での陶芸体験は、旅の思い出作りとして人気のコンテンツです。
その土地に根付いた伝統技術を時間をかけて体験できますし、できた作品をお土産にできます。
陶芸体験は大きく分けて、手びねり、電動ろくろ、絵付けの3種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った体験を選択しましょう。

陶芸体験の基本的な流れ

陶芸の大まかな流れは、粘土を成型する→乾燥させる→素焼きをする→(下絵を描く)→釉薬をかける→本焼きをする という感じです。
どの範囲を体験させてもらえるかは、お店やコースによって多少異なります。
単発の体験では大抵、粘土を成型する部分を体験し、好みの釉薬を選択して、あとはお店側で仕上げて送ってもらうというパターンです。粘土を成型する方法は、手びねりと電動ろくろがあります。

手びねり体験

手びねりは「手ろくろ」という、自分の手で回す鉄の台(下の写真の青い台)を使い、粘土を手で成形する方法です。一塊の粘土から作品を作ることもありますし、粘土をひも状や板状にして作る方法などがあります。
片手で回しながらもう一方の手で形を整えていきます。 均一の形で仕上げるのが難しいですが、オリジナリティの高い作品を作りやすいのが特徴です。 自動的に回る電動ろくろと違い、自分の意志で回転させるので、速さに追いつけずに崩れてしまうことを防げます。

手びねり

電動ろくろ体験

足踏みペダルで回転数を調整して台を回転させて成形します。 手びねり作品と比べて、きれいな回転体に成型できるのが特徴です。

電動ろくろ

どの工程から体験させてもらえるかは、お店によって異なります。作りたい物に応じて、その土台となる粘土を天板に載せてもらい、ろくろを回すところからスタートする場合もあれば、土台作りからやらせてもらえる場合もあります。当然、前者の方が失敗が少なくきれいな作品ができます。
自分がどの範囲で体験したいのかによって、体験の内容をよく確認したり、事前に問い合わせてみたりして、希望に合った体験を選択しましょう。

手びねりと電動ろくろ。初心者にお勧めなのは?

初心者は、電動ろくろより手びねりがお勧めされることが多いです。
電動ろくろで成形するには、慣れが必要で、形にするまでに失敗を繰り返し時間がかかることがあるからです。一方、手びねりであれば、修正しながら作り進めることができます。ただし、手びねりは指の力で成形するので、厚みを均一にしていく作業が意外に難しかったりします。

手びねり

電動ろくろで作った作品は売り物のようにすっきりした作品になり、手びねりの作品は手作りならではの温かみのある作品になります。
電動ろくろと手びねりでは、出来上がる作品のタイプが違うので、出来上がりにもこだわりたい方は、その点も考慮してどちらにするか選択すべきでしょう。
電動ろくろで作りたいけど、自信が無いという場合は、体験時間が長めのコースを選択するといいかもしれません。

手びねりの抹茶茶碗

絵付け体験

造形より絵を描く方がいい、もっと手軽に陶芸体験したい、という方には「絵付け体験」がお勧めです。体験時間が比較的短めで、陶芸の現場の雰囲気を感じながら、自分の作品をより簡単に作ることができます。
一般的には好きな素焼きのうつわを選び、陶芸用の絵の具で絵を描いたり、好みの釉薬を使って色塗りをしたりできます。絵付けした作品は、お店側で本焼きをして送ってくれます。

絵付け

陶芸では窯で焼く工程(焼成)がありますが、それには日数がかかりますので、希望により焼成して完成したものを送ってくれます。(送料は体験料に含まれません。国内発送のみのところがほとんどです。海外の場合は事前に相談してみましょう。)焼き上がり後、どのような作品になっているのかを想像しながら待つのもまた楽しみのひとつです。

注意点としては、焼成すると1.5割程度縮んで全体のサイズが小さくなりますから、それを想定して大きめに作る必要があります。

物作りはあまり得意じゃない、という人もいるでしょう。でも興味があるのでしたら、チャレンジしてみる価値があります。職人さんが教えてくれたり、部分的に修正してくれたりするので、あまり心配はいりません。それにうまくできなかったとしても旅は恥のかき捨てです。きっといい思い出になりますよ。

陶芸体験は、陶芸教室や焼物販売展、窯元などさまざまな場所で催されています。観光の一環で体験するなら、ぜひその土地の伝統工芸に関わる焼き物の体験をお勧めします。

代表的な伝統工芸の焼き物の陶芸体験一覧(準備中)

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